子どもの口呼吸、放っておくとどうなる?
はじめに:お口ぽかん、気づいていますか?
「テレビを見ているとき、口が開きっぱなし」
「寝ているときにいびきをかく」
「仕上げ磨きのとき、口呼吸になっていて気になる」
大阪上本町エリアのママたちからも、こうした相談をよくいただきます。
実は、子どもの 口呼吸(お口ぽかん) は決して珍しくありません。
「そのうち治るだろう」と思って放置してしまうケースも多いですが、実は成長や健康に大きな影響を与えることがあります。
今回は、子どもの口呼吸を放置した場合のリスクと改善のヒント をやさしく解説します。

口呼吸がもたらす影響とは?
本来、人は鼻で呼吸するのが自然です。
鼻呼吸は、空気を温め・加湿し・異物を取り除くフィルターの役割を果たします。
ところが、口呼吸が習慣化すると以下のような問題が起こりやすくなります。
- 虫歯・歯周病リスクが増える(口が乾燥して唾液の働きが低下)
- 歯並びの乱れ(舌や頬の力のバランスが崩れる)
- 風邪やアレルギーの悪化(鼻のフィルター機能を使えない)
- 集中力の低下(睡眠の質が下がるため)
例えるなら、フィルターを外したままエアコンを使うようなもの。
本来守られるはずの機能が働かなくなるのです。
歯並びや顔立ちへの影響も
口呼吸を続けると「出っ歯」や「受け口」などの不正咬合を招くことがあります。
- 舌が下に落ちやすく、上顎の成長が不十分になる
- 頬の筋肉の影響で歯列が狭くなる
- 顎の発育に影響し、顔立ちに変化が出ることも
このように、歯並びや見た目にも関わるため、早めの対応が大切です。
おうちでできる!簡単トレーニング
「病院に行く前に、家でできることはある?」と聞かれることもあります。
日常生活に取り入れやすい簡単なトレーニングを紹介します。
- 風船ふくらまし:口を閉じて鼻で息をしてから風船を膨らませる
- あいうべ体操:口を大きく「あ・い・う・べ」と動かす
- 鼻呼吸を意識した生活:寝るときに横向きやうつ伏せにならない工夫
遊び感覚で取り入れることで、楽しく続けられます。
当院の特徴:小児予防歯科と矯正の連携
「はいしゃさん 大阪上本町」では、子どもの口呼吸や歯並びの問題に対して、予防歯科と小児矯正の両面からサポートしています。
- 定期検診で口呼吸のサインをチェック
- 歯並びや顎の成長を観察
- 必要に応じて小児矯正をご提案
- 仕上げ磨きや生活習慣のアドバイス
第三者目線で見ても、「予防から矯正まで一貫して対応できる」体制が整っているのが特徴です。
一般的な対応の流れ
- 初診カウンセリング(口呼吸の習慣や生活習慣を確認)
- 口腔内と歯並びのチェック
- 生活習慣やトレーニング方法の提案
- 必要に応じて小児矯正治療へ
- 定期的な経過観察とフォロー
(ここに「鼻呼吸と口呼吸の比較イラスト」を入れると理解が深まります)
Q1. 何歳から改善できますか?
A. 小学校入学前後が特に効果的ですが、年齢に関係なく対応可能です。
Q2. 矯正は必ず必要ですか?
A. 習慣や軽度のケースでは生活改善で改善することもあります。必要に応じて矯正を提案します。
Q3. 口呼吸は自然に治ることはありますか?
A. 一時的に改善することもありますが、習慣化している場合は早めの介入が安心です。
「お口ぽかん」は、将来の歯並びや健康にも影響するサインです。
「気になるけど、まだ相談するのは早いかな?」と思ったときが、実はベストタイミング。
はいしゃさん 大阪上本町 では、親子で安心して相談できる環境を整えています。