口呼吸が風邪を呼ぶ?鼻呼吸トレーニングで免疫アップ
なんとなく、冬になると風邪をひきやすい理由
寒くなってくると、「今年もまた風邪をひいてしまった」という声をよく聞きます。
でも実は、その原因のひとつに “口呼吸” が関係していることをご存じでしょうか?
「え、息の仕方で風邪が変わるの?」と驚かれる方も多いのですが、
呼吸の“入口”が口なのか鼻なのかで、体に入る空気の質はまったく違います。
大阪上本町エリアでも、最近はお子さんの口呼吸が気になって来院される方が増えています。
鼻が詰まっていたり、姿勢のクセがあったり、マスク生活の影響も重なり、
無意識のうちに口呼吸になっているケースがとても多いのです。

口呼吸がもたらす3つの悪影響
① ウイルスが体に入りやすくなる
鼻呼吸では、鼻毛や粘膜が“フィルター”の役割をして、
空気中のウイルスやホコリをキャッチしてくれます。
でも口呼吸になると、そうした防御機能を通らずにウイルスが直接のどに届いてしまうのです。
② 口の中が乾いて細菌が増える
口呼吸の人は常に口を開けているため、唾液が蒸発しやすくなります。
唾液には抗菌作用があるので、乾くことで虫歯や口臭、歯周病のリスクが高まります。
③ 歯並びや顔立ちにも影響
お子さんの場合、口を開けて呼吸する習慣が続くと、
舌や頬の筋肉の使い方が変わり、顎の成長に偏りが出ることもあります。
つまり、口呼吸は「呼吸の問題」だけではなく、
健康・見た目・免疫 すべてに関わるクセなのです。
鼻呼吸のメリット
鼻呼吸ができている人は、自然と免疫力が高い傾向があります。
- 鼻で空気を温め、湿らせる → のどを守る
- 鼻の粘膜でウイルスをキャッチ
- 一酸化窒素(NO)という物質が分泌され、肺の働きをサポート
つまり、鼻呼吸は「天然のマスク」。
呼吸のたびに体を守ってくれる大切な機能なんです。
家でできる鼻呼吸トレーニング
① 「あいうべ体操」
口を大きく「あ・い・う」と動かし、最後に「べー」と舌を出す。
1日30回を目安に行うと、舌や口の周りの筋肉が鍛えられます。
② 「鼻で吸って、口を閉じてゆっくり吐く」練習
テレビを見ながらでもできる、シンプルな方法です。
鼻呼吸のリズムを体に覚えさせていきましょう。
③ 姿勢を正す
背中が丸まると、自然と口が開きやすくなります。
勉強中やスマホを見ているときは、背筋を伸ばす意識を。
当院でできるサポート
「はいしゃさん 大阪上本町」では、口呼吸の改善やお子さまの成長に合わせたサポートを行っています。
- お口まわりの筋肉のバランスチェック
- 歯並びや噛み合わせの診断
- 小児矯正・口腔筋機能訓練(MFT)への対応
- 生活習慣のアドバイス(姿勢・睡眠時の呼吸など)
第三者目線で見ても、「成長期の子どもの未来を見据えた予防歯科」が当院の特徴です。
よくある質問
Q1. 子どもの口呼吸はいつまでに治した方がいいですか?
→ 小学生のうちに改善しておくと、歯並びや姿勢への影響を防げます。
Q2. 鼻呼吸にするための矯正はありますか?
→ はい。口腔筋機能を整えるマウスピース型の装置を使う場合もあります。
Q3. 大人でもトレーニングで改善しますか?
→ はい。筋肉は年齢を問わず鍛えられます。習慣化がポイントです。
まとめ
風邪をひかないように手洗いやうがいをするのと同じように、
「鼻で息をする」ことも立派な予防習慣です。
小さなお子さんも、大人も。
口を閉じて、鼻で息をするだけで、体の守る力が変わります。
はいしゃさん 大阪上本町 では、呼吸から整える健康サポートを行っています。
ぜひお気軽にご相談ください。