知覚過敏の季節到来?冷たい風や熱い飲み物でしみる理由
はじめに:秋風にあたると「キーン」としませんか?
「朝の冷たい風で歯がしみる」
「熱いコーヒーを飲んだらピリッと痛い」
大阪上本町エリアでも、秋から冬にかけて「歯がしみる」と来院される患者さんが増えます。
この症状の多くは 知覚過敏 によるもの。
季節の変わり目に悪化しやすく、放置すると日常生活に支障をきたすこともあります。
今回は、知覚過敏が起こる理由と正しい対処法 を解説します。

知覚過敏とは?
知覚過敏は、歯の内側にある「象牙質」が刺激に反応して痛みを感じる状態です。
健康な歯はエナメル質で守られていますが、歯ぐきが下がったりエナメル質がすり減ったりすると象牙質が露出します。
その結果、冷たい・熱い・甘い・酸っぱいといった刺激が神経に伝わりやすくなり「キーン」としみるのです。
知覚過敏の原因は?
- 歯ぎしり・食いしばり → 歯の摩耗
- 強すぎる歯磨き → エナメル質や歯ぐきが削れる
- 歯周病 → 歯ぐきが下がり、象牙質が露出
- 酸性の飲食物(炭酸・柑橘・ワイン) → 歯を溶かすリスク
例えるなら「家の壁が削れて断熱材がむき出しになった状態」。
守りが弱まった歯は刺激に敏感になってしまうのです。
季節の変わり目に知覚過敏が増える理由
秋冬は気温の低下で冷たい刺激が増えるため、知覚過敏が悪化しやすい季節です。
- 冷たい風が歯に直接当たる
- 温かい飲み物と冷たい空気の温度差が大きい
- 乾燥で口の中がカラカラ → 唾液の保護作用が減る
特に朝晩の寒暖差が激しい時期は注意が必要です。
正しいセルフケア方法
① 知覚過敏用の歯磨き粉を使う
薬用成分(硝酸カリウム・フッ素)が神経への刺激をブロックします。
② ゴシゴシ磨きをやめる
柔らかめの歯ブラシで優しく磨きましょう。
③ 食生活を見直す
酸性の食品を摂った後は水でゆすぎ、すぐに歯磨きせず30分待つのがおすすめです。
④ ナイトガードで歯ぎしり対策
就寝中の歯ぎしりが原因の場合、マウスピースで歯を守ります。
歯科医院でできる治療
セルフケアで改善しない場合は、歯科での処置が効果的です。
- フッ素塗布 → 歯を強化して刺激をブロック
- 知覚過敏抑制材の塗布 → 象牙質をコーティング
- 詰め物によるカバー → 歯の露出部分を保護
- 噛み合わせ治療 → 歯ぎしりや食いしばりが強い場合
当院の特徴:痛みに寄り添う診療
「はいしゃさん 大阪上本町」では、知覚過敏の原因を丁寧に診断し、一人ひとりに合った治療を行います。
- 精密検査で原因を特定
- ライフスタイルに合わせたケア提案
- 予防歯科との連携で再発を防止
- 駅近で通いやすいため、症状が軽いうちに相談しやすい
第三者目線で見ても「急な痛みに迅速に対応できる」体制が整っています。
一般的な治療の流れ
- 問診(症状・生活習慣の確認)
- 視診・触診・必要に応じてレントゲン
- 知覚過敏の原因特定
- フッ素・知覚過敏抑制材の塗布
- 再評価と生活習慣指導
よくある質問Q&A
Q1. 知覚過敏は自然に治りますか?
A. 軽度なら改善することもありますが、多くの場合は歯科での処置が必要です。
Q2. 虫歯との違いは?
A. 虫歯は痛みが持続するのに対し、知覚過敏は刺激があるときだけ痛みます。
Q3. 知覚過敏用歯磨き粉はずっと使っていいの?
A. 長期使用しても問題ありません。症状が改善しない場合は歯科で相談してください。
「冷たい風で歯がキーンとする」
「コーヒーを飲むのがつらい」
その症状、知覚過敏かもしれません。
放置せず、早めのケアで快適な秋冬を過ごしましょう。
はいしゃさん 大阪上本町 では、原因を特定し、一人ひとりに合った治療を行っています。